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妄想、小説にさせていただきますメモ
ココは妄想〜小説制作過程ですとか、
いただいたリクから小説にいたるまでの経路など、
阿雲とはあんまり関係ない内容ですので、
興味のある方のみドウゾ。
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今回、妄想リクを書くにあたり、いくつかのルールを設定しておいた。
1.できるだけ色んな文体、構成に挑戦する。
2.今まで(主に巴)の私の阿雲感を恐れずブチ壊す。
3.一休を重要な役割で使わない。
4.どんなテーマであれ、必ず一話完結にする。
5.どんなテーマであれ、必ず書く。
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妄想指令、其の一
「双子で餅つき」
・阿含と雲水が2人で餅をつく。
・専用の服と足袋で。
・阿含が嫌がったら着なくても良い。
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最初に受け取ったリクエストの奇抜さに、正直度肝を抜かれた北川。
餅つき、そんな発想どこから来たのか。爆笑した。
まさに妄想を分けていただいた、という感じだった。
餅つき専用衣装着用、阿含が嫌がったら着せなくてもいいです、
との控えめかつ、あの暴君の性格をふまえた親切なお言葉。
この言葉に胸を打たれた作者。
じゃあ、着せるしかないな!
傾奇者(かぶきもの)精神発動。
つーか絶対着せてやるぜこの野郎!待ってて妄想提供者さん!
創作は何でも、創作者本人の「ひきだし」の多さが試される。
北川の引き出しは、毎年12月30日に行われる実家の餅つきだった。
というか、それしか餅つき経験がなかった。(ウッカリ暴露
衣装をネットで調べ、何度もメールを読む。
今回はとても運がいい。少しも苦しまず、餅つきをする双子の姿が目に浮かんだ。
双子感(足袋がキツイなど)や、
雲水の一人餅つきなど、リクをいただいた事によって生まれた、
北川の妄想を加えつつ、一気に完成。
メールを見た瞬間、話が思い浮かぶ、素敵かつ作者に優しい妄想でした。
タイトルはそのまま、金剛家も毎年恒例で12月30日に餅つきをする、意味で。
>>「金剛家のイチニーサンゼロ」
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妄想指令、其の二
「多重人格」
・多重人格ネタで、阿含と雲水は実は一人の人間でした!
・ギャグでもシリアスでもどちらでも可。
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これもまた衝撃を受けた妄想でした。
ギャグでもシリアスでも、という事でしたが頭の中は、シリアス一色。
あの2人が1人の人間だった・・・!凄い、凄い面白い!!
そして凄い格好いい!!
メールを最初に読んだ瞬間に、
頭の中にグアアアーーーっと、世界が風景が一気に構築され、
ものすごい大興奮でした。
というか序盤からこんな濃い妄想で、すっごいニヤニヤしてました。(当時
読んだ瞬間に一気にイメージが広がる、という事は書く時にすらすら書ける、
という事なので、落ち着いて2人が1人である物理的証拠を何にするか、
(女のひっかき傷にした)や、初めて出す監督の事なんかのイメージを膨らませて、
一気に書きました。
ほんと、これは原作(妄想)がなければ絶対書けなかったと思います。
タイトルは決して絶ちきれない関係、という意味で「鉄鎖」から取りました。
>>「TESSA」
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妄想指令、其の三
「阿雲で文化祭」
神龍寺高校の文化祭では部活対抗戦の出し物があり、優勝すれば賞金+?がもらえることになっている。
ということでアメフト部は抽選の結果「劇」をすることになったのだが…。
阿雲でどたばたギャグコメディ。
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北川はギャグ、シリアス、などの枠よりも避けていたものがある。
イベントもの
なぜ避けているかというと、どうしても「ベタ」になりすぎるから。
「ベタ」なものを読むのは好きだけどこれは、書くとなると誰かの真似になりそうで、
書けなかったのです。
この妄想が来た時は「来た。試練の時だ」そう思いました。
避けて来たものを書く、きっと鍛練になるに違いない。そう思って振り絞りました。
まず、「劇」と指定されていたため、演目が必要です。
白雪姫、シンデレラ・・・いまいちパッとしない。
北川はこの頃、マシューボーンズの「SWAN LAKE」(男だらけの白鳥の湖)が見たかった。
幸い(?)神龍寺は男だらけ。そのうえ「白鳥の湖」には王子が見間違えるほどそっくりの、
白鳥と黒鳥という、ふたりの主役がいる。
ピッタシだ・・・!
ただ、「白鳥の湖」という名前は有名でも、ストーリーはそんなにメジャーではない。
全然知らない読者様が、なんの違和感もないように読めるだろうか。
これは苦労しました・・・。いまだに不安です。
配役に関しては最初、お妃はサンゾーでしたが、
ノリノリでお妃やられてもつまらないので、山伏さんにお任せしました。
タイトルはそのまま、白鳥の湖です。
>>「THE SWAN LAKE」
このあたりから北川、妄想メールをプリントアウトして持ち歩いていました。
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妄想指令、其の四
「雲水の手料理」
>雲水の作る料理は栄養満点であるが、それはただものではない。
>怪しい色の液体からぶくぶくと泡がでている汁ものや、なんともいえぬ香りをただよわせるものまで。
>雲水はとにかく栄養があればいいと考えているためなんでも混ぜ合わせるのだ。
>雲水本人は大丈夫だが、これを食べた弟Aは撃沈した。
>部活での合宿最終日に食事当番をすることになった雲水。
>雲水の手料理の恐ろしさを知っているのは弟Aと監督のみ。はたしてアメフト部員の運命はいかに!
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この妄想も衝撃的でした。
なにしろ「見たことある」ものでしたので・・・。
今回は「ベタ」どころじゃない、下手したら「リメイク」になってしまう!
悩みに悩んだ末、雲水の手料理を「まずい」→「もはや兵器」にまで昇華(?)させる。
一休と阿含を変な関係にする、なにげに雲水がアイドル、など小ネタを絡ませつつ制作。
どうしても最終兵器〜のフレーズが頭を離れず、
つけていたタイトルをアップ直前に変える。
>>「最終兵器・雲水」
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妄想指令、其の五
「阿→雲←一前提の雲水×女(オリジナルでクールビューティー、でもホントは可愛い娘)」
>ギャグ
>小学校の同窓会。金剛兄弟は友人だった女と再会。
>実は彼女、横浜にすんでいるらしく早速土曜日に遊びにいく約束をする。
>雲水はこの日に彼女に告白するつもりだ。
>しかし、阿含はその日に雲水とデートするつもりらしく、更にそれを妨害しようと一休が、
>野次馬根性で尾行しようとナーガのメンバーが追いかける。
>果たして雲水の告白はうまくいくのだろうか・・・?
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この時点でリクエストの「ギャグ」または「ドタバタ」率が高い事に若干焦る。
この妄想も下手すると「ベタ」になりそうだけれど、「女の子」が書ける事がうれしかった。
男×男の設定だと女の子がだいたい邪険にされるので、ここはもう自分の趣味をガツンと投入して、
おもっくそ女の子を書いた。
「茶の味」という映画の土屋アンナさんをモデルに千佳子を書いたつもりでしたが、
最終的には別人でした。
冒頭を千佳子の口調にしたため、阿雲ファンが読んでくれるのか不安。
このリクの最大難関は「オリジナルの女の子」よりも「登場人物が多い」事でした。
阿含、雲水、千佳子、一休、西遊記トリオ、サンゾー、山伏。
私は書きながら話を考えるのではなく、全部考えてから書くので、
それぞれの行動と心情、段取りで頭の中が大混乱になった。(メモリ不足
横浜に住んでいる、という設定を戴いたにも関わらず、デート場所がディズニーなのは、
横浜に対する知識があまりなく、ネットで調べたくらいでは現実味がないので、
北川の良く知っている千葉県にしました。
雲水にミッキーの耳をつけさせたのは趣味とかじゃなく、
彼の初々しさを出す為、と言わせて下さい・・・。
これを書いて、自分がサンゾーを激しく贔屓にしている事が改めてわかりました。
片思い同志のミッキーアンドミニー。
>>「Mickey and Minnie」
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妄想指令、その六
「痛い系エロ」
・本当は両思いの双子、なのにお互い嫌われてると思ってる
・阿含の独占欲から雲水を無理矢理犯ってしまう
・自分の思いに気付かれ、軽蔑されたのだと思う雲水
・ひたすら泥沼化
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ギャグばっかでどうしよう、と思っていた矢先に到着したリク。
痛い!
急に痛い!そしてエロ!(白目
エロよりも書く事に抵抗のあった「痛い系シリアス」
自分の混乱と、書く為のパワーが相当必要な事がわかっていたため、
避けてきました。
避けてきた故、逆にこのリクは書くのが楽しみでありました。
私の個人的趣味なんですが「雲水が無理矢理犯される」って、
全然エロを感じないんですよ。ただ痛いだけというか。
痛くてエロい、エロいとは何か。通勤中に、仕事中に、真剣に考えました。
雲水に関しては得にですが、エロはストイックだ、という結論に達し、
ストイックエロをテーマに(バカか)考え出す。
ストイック1 身を引く雲水
ストイック2 雲水の秘密
ストイック3 刹那的空間
ストイック4 視覚を奪う
1に関しては戴いた妄想から容易に出ましたが、2はそうとう勇気がいりました。
なにしろそんなエロ雲水書いたことないですから。
3、4は部屋とか、ベッドとかそういう場所じゃストイックさがいまいちだと思ったので、
エレベーターで。
ちなみにエレベーターの広さは自分の部屋で計って、こんなもんかという大きさにしました。
書き出すまでに話が3・・いや4転はしました。
リク小説8本の中で一番の難産、一番思い入れの深い小説です。
>>「KULO.」
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妄想指令、其の七
「意地悪雲水とそれに翻弄される阿含」
・阿含を徹底的に嫌う雲水
・無視or言葉責め。とにかく精神的に苛め続ける
・阿含はかまわれたくて必死。でもプライドがあるから口には出せない
・最後の最後で優しくなる雲水(何があったんだ)
・傷つき不貞腐れてた阿含「なんだよ、畜生!大好きだ!」となる
そろそろ緊張感が高まってまいりました。
これと、次のラストは、お会いしたことのある方からのリクエストです。
ハンパな事はできません。合わせる顔がないです。
妄想を戴いた瞬間、頭を過った事は
「市岡さんが書いてよコレ!すげー読みたい!」でした。
だいたいのストーリーが出来たあと、誰視点でやるか、が問題になり、
今回妄想リク企画の北川のテーマは「挑戦」だった為、
ドリーム風味(?)に挑戦。オンリー阿含口調。
連載でやったらキツイけど、短編だったら面白いかも、と書き始める。
一番苦労したところは
「どういう理由で雲水が意地悪をし、どういうタイミングで優しくなるか」
でした。最初は「阿含を試合に遅刻させない為の先輩方の作戦に巻き込まれた雲水」
でしたが、最近先輩方使いすぎてるのでボツ。スワンレイクですでに巻き込まれているし。
読者様に対する阿含の暴言を楽しんでいただければ幸い。
タイトルは妄想メールから拝借。
>>「My Favorite Brother!!」
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妄想指令、其の八
「阿含に甘やかされる雲水」
・阿含に甘やかされる雲水(気持ち的に阿雲)
・双子それぞれの甘やかし方のちがい。
・雲水の甘やかされなれてない感。
・甘やかされた雲水の顔に阿含が瞬殺される。
まず頭に過ったのは、妄想主である浦島さんの描く頬を染めた雲水。
「浦島さんが描いてよコレ!」
妄想というのはその方の作風が滲み出るんですね。
・試合、または練習にちゃんとに出て甘やかす阿含
・雲水の体を気遣う阿含
・なにかと世話をやく阿含
・・・ウーンいまいち。阿含そんなんしなそうだし、したところでパンチがないなあ。
そもそも甘やかすって何?辞書で調べる北川。
甘やかす:子供などを厳しくしつけないで、わがままにさせておく。
何かしてやる事を甘やかす、だと思っていた北川、目から鱗。
わがままにさせておくことが甘やかすなのか・・・。
わがままをさせるって事はさせる側にはリスクがある事だよなあ。
阿含が雲水の為にリスクを負う・・(この間数日)・・よし、袋叩きだ。
ストーリーを考えている間、こんな曲あったな・・・ああ、ブランキーだ。
北川、「赤いタンバリン」を難聴になるほど大音量でヘビーローテーションで聴く。
そして妄想主の日記で「ブランキー」の記述を見つけ、失神しそうになる。
「赤いタンバリン」阿含の心臓
「欠落した〜」阿含のもともとの人格
「流れ星」殴られ中の幻想
「目の前に差し出したとき〜」殴られ後の阿含の期待
えー、などなど、上げきれないくらいありますが、
言われなきゃわかんないであろう、恥ずかしい構成でお送りいたしました。(恥さらし
>>「赤いタンバリン」
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えーこんな所までウッカリ読破した方はいらっしゃらないとは思いますが、
皆様のお陰で、
妄想、小説にさせていただきました。
これからも当サイトReheaRsalと不肖管理人北川をよろしくお願いいたします。
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