「お疲れ、雲水ちゃん!一休ちゃん!さ、さ、舞踏会のスタンバイよ!
アラ・・・・?お妃はどこ?」
サンゾーは舞台の袖で嬉々として現場を取り仕切っていた。
今日は神龍寺高校の文化祭。
となればアメフト部の活動場所も、今日ばかりはグラウンドではなかった。
「ハラ痛てーって、便所」
雲水と同じ様な真っ白い法衣に身を包んだゴクウが言った。
「もう!お妃がいなくちゃ舞踏会が始められないじゃない!ゴンちゃーーーん!!」
サンゾーはそう叫びながら舞台袖を走り回った。
「連れてこいよ、一休!」
同じく白い法衣のサゴジョーがバカ殿・・もとい一休の頭を肘でゴツンとこづいた。
「俺っすかーー!なんでおれ」
ドゴン
「お妃様がいなくちゃ、おれらの合コンも始まんねーだろ!お・う・じ・さ・ま!」
ゴクウが一休の襟首を掴み上げる。どうやら一休に背後から蹴りを入れたのは彼だったようだ。
「賞金20万円もね」
ポテトチップスの菓子袋片手にハッカイが言った。やはり白い法衣を着ている。
「テメーの食費にはさせねえ!」
ゴクウはぐるりと振り返り、ハッカイを睨みつけた。
「ひとつ、気になったんだが」
つい先ほど、ダンボールでできた木と、ビニールシートの湖のセットの中で、
一休とふたりでスポットライトを浴びていた雲水が言った。
「雲水、着替えはどうした、もうすぐ出番だぞ」
まだ白い法衣のままの雲水を見てサゴジョーが言った。
「何やってんだよ!俺の合コン潰す気じゃねーだろうな!」
ゴクウは雲水の次の衣装を探してキョロキョロと辺りを見回す。
神龍寺が今日、文化祭であることは先に述べたが、
高校アメフトの名門、神龍寺ナーガは今まさに、出し物である"劇"の真っ最中だ。
男子校という事もあり、興味のないことには全く見向きもしないアメフト部が、
今日は試合さながらの熱意を持って、今まさにこの"劇"に力を注いでいる。
それはひとえに今年から導入された、大賞へ贈られる"賞品"のためである。その"賞品"とは。
1.賞金20万円
2.西青葉女子高等学校との合コン
である。
西青葉女子高校は才色兼備、おまけにお金持ちで有名な女子校である。通称"西女"と神龍寺は姉妹校にあたる。
"姉妹校同志の交流会"という名目のもと、両学校公認で堂々と"合コン"する権利が与えられるのである。
男子校に通う健康な男子がこれに飛びつかないわけがない。
「いそげ!雲水!!西女が待ってんぞ!!」
ゴクウが黒い法衣を雲水に押し付ける。
そう、西女の何名かが、今日客席にゲストとして招かれているのだ。
「一番右の子、かわいかったっすよね!」
一休はどうやらお妃探しには行かなかったようだ。
「その、客席のことなんだが」
雲水は手渡された次の衣装を手で弄びつつ言った。
「そうか?俺その隣の隣のがいいなあ」
サゴジョーがついつられる。
彼等は劇の最中、舞台上から目ざとく西女のゲストを物色していたようだ。
そして、誰も雲水の話は聞いていない。
ちなみに"大賞"の選出方法は来場者にアンケートを取り、その得票数で決まる。
文化祭での花形といえば"出店"であるが、アメフト部は抽選で漏れてしまったのだ。
結果"劇"となったわけだが、どういう事か彼らの演目は、
四大クラシックバレエのひとつ、チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」だ。
誰がこんな演目をチョイスしたか・・・そんな事は賢明な読者には理解できるであろう。
彼いわく、最近見たという王子も白鳥も男性の舞台がなんとか、と言っていたが・・・。
「その客席にな・・」
先ほどからないがしろにされている雲水がもう一度口を挟む。
「まーまー女の子の事は後で考えるとして、台詞大丈夫なのかよ?オデット姫!」
ゴクウは自分の事など棚に上げて、 バアンと雲水の背中を叩く。
「今からオディールっすよ」
やめればいいのに、一休がツッコミを入れる。
案の定、ゴクウの蹴りをお見舞いされるバカ殿、もといジークフリート王子一休。
「台詞は、まあ、大丈夫だろう・・・じゃなくてな」
バアン
「お待たせ!お妃捕まえたわよ!!」
姿を消していたサンゾーが舞台袖に現れた。
彼の後にはお妃様役の山伏権大夫部長が青い顔で立っている。
「さあさ、急いでゴンちゃん!」
サンゾーに背中を押されつつ、舞台袖を進んでくる、お妃・山伏。
その姿は"お妃様"にはほど遠く、法衣に袈裟掛けのどちらかといえば"住職"である。
演目は間違いなく"白鳥の湖"であるが、彼らには予算という予算はなく、衣装はすべて有り合せである。
神龍寺の"有り合せ"はご覧の通り、純和風である。舞踏会どころか葬式だ。
「さあさ、スタンバイ!スタンバイ!!」
緊張の限界を越えた山伏を、暗い舞台に押し込みつつ、その他出演者達もぞろぞろと舞台へ入っていった。
いよいよ、第3幕の始まりだ。
なかなか始まらない第3幕に、ざわめく客席。
そんな客席の一角、ゲストの少女達が座っている。
普段は男だらけの神龍寺高校に、可憐な彼女達の姿は辺りが明るく見えるほどだ。
「あー、おっかしい!よりによって"白鳥の湖"って!」
「白鳥の湖って、呪いをかけられて昼は白鳥、夜は人間、のお姫さまと王子様の恋の話でしょ?」
「だよね!それで王子様が白鳥と黒鳥まちがえちゃうんだよね」
「バレエだとさ、白鳥オデットと黒鳥オディールは一人二役じゃない?
やっぱあの坊主君、黒鳥もやるのかな?」
「やるんじゃない?彼、結構かっこいいけどな・・・」
「真面目な顔で"お姫様"やってるとこがカワイイよね!」
「ね、阿含くんもアメフト部なんでしょ?出ないの?」
「まっさか、俺が出るわけねーじゃん」
「だよね、阿含君、もう合コンしてるようなものだもんね!」
阿含がこのようなふざけた劇に出演するはずもなく、ここ何日かは学校へさえ姿を見せていなかった。
その阿含が暗い客席の一角、彼女達の隣にちゃっかり座っていた。
雲水が言おうとしていた事はまさにこの事だったのだ。
皆、女の子に夢中で、すぐ隣に座っている阿含の事は見えていないようだったが、雲水には見えていた。
音楽と共に暗転していた舞台にふたたび眩しいライトがあたる。
「あっ始まった!」
ライトが灯った瞬間、沸き上がる客席。
神龍寺アメフト部による"白鳥の湖"は今のところ大ウケである。
ここには神龍寺高校の生徒はもちろん、外部の客も多数来ている。
関東最強である神龍寺ナーガが、学校でデカイ顔している奴等が、
大真面目な顔で男ばかりの"白鳥の湖"を演じ、なおかつ衣装もキャストもてんでんばらばら。
面白くないわけが無い。
ライトアップされたそこには、住職、ではなくお妃、山伏権大夫。
その隣にバカ殿、もといジークフリート王子、細川一休。
そして色とりどりの法衣と袈裟を身にまとった、総勢10名以上の神龍寺アメフト部一年。
「お葬式みたい!」
ゲスト席の一番左、阿含の隣に座った繊細な顔立ちの少女が手を叩いて喜んだ。
先ほど舞台から客席を見た一休が「かわいい」と言っていたのはこの少女のことだろう。
「王子と白鳥はこの後どうなるの?」
阿含がそっと、彼女の小さな耳に顔を寄せて囁いた。
彼は劇には出演していないものの、おそらく神龍寺ナーガで一番の役者だ。
気に入った女の子の前では口調も、表情も、声色でさえ、普段の狂暴さはみじんも感じさせない。
獲物が釣れるまでは、格好よくて、優しくて、紳士な"阿含君"だ。
見事釣り上げた際には・・・説明は必要ないだろう。
「いろいろ、解釈があるんだけど」
彼女は耳まで真っ赤にして、胸まで伸ばした髪を指でいじった。
「一番有名なのは王子様と白鳥がふたりで湖に身を投げて自殺しちゃうの。
もう一つは、呪いをかけた悪魔を倒して、ふたりはハッピーエンド」
この脚本を書いたのは間違いなくサンゾーだろう。阿含は思った。
山伏のお妃に、王子は一休で、白鳥は雲水だ。こんな悪趣味なキャスト他に誰が考えつくものか。
「さ、さあ、王子、この各国の姫達と、おどおどおど踊りたまえ!」
舞台の上ではスポットライトを浴びた、法衣に袈裟掛けの山伏が噛み噛みでやけくそ気味に台詞を言い、
一休を色とりどりの僧侶、ではなく"各国のお姫さま"達の中へどん、と突き飛ばした。
お妃の馬鹿力で突き飛ばされた王子一休は、おもわずつんのめる。
会場の客がみな吹きだした。
阿含の隣のゲストの少女達も、目じりに涙を浮かべて笑っている。
重ねて言うが山伏権大夫は"お妃"役であり、王子の母親役である。
"住職"でも"王様"でもないし、ましてや軍隊の隊長ではない。
踊れ、と言われてもアメフト部がチャイコフスキーにあわせて踊れるはずがない、
一休王子とアメフト部一年は順番に手に手をとりあって踊るも、
それはどこかで見たことのある振りつけ・・・そうフォークダンスだ。
「やだ、雲水ちゃん!まだ着替えてないじゃない!」
その頃舞台袖では、脚本、監督、演出を務めるサンゾーが、まだ白い法衣のままの雲水を見て声をあげた。
「ああ、あのなサンゾー」
雲水は手に"黒鳥"の衣装である黒い法衣を持ったまま、なんともいえない表情でサンゾーを見た。
「いい?"黒鳥オディール"は純粋な"白鳥オデット"と違って、悪魔の娘なのよ?
こう、邪悪で妖艶に・・・ほら、袖通して」
呪いをかけられた白鳥姫オデットと、王子をたぶらかす悪魔の娘、黒鳥オディールは、
クラシックバレエの世界では同一人物が演じる事が多い。
余計なところでこだわりを見せる脚本、監督、演出のサンゾー。
自然、主役の雲水の台詞と演技は倍に増える。
雲水は賞金20万円にも、合コンにもまるで興味はなかったが、他のメンバーはそうではない。
やる気満々だった。
だがいくらやる気満々でも、自分からそんな面倒な主役をやる必要はない。
そう考えるのが神龍寺ナーガだ。
面倒くさい主役は一年坊主の一休と、優しい雲水に押し付ける事にしたのだ。
そして雲水は皆の思うツボ、台詞が多い上恥ずかしい、
自分には一銭の得にもならない主役に抜擢されたのだった。
だからといって逃げ出す雲水ではない。引き受けた以上はやるしかない。
なによりメンバーからのプレッシャーも物凄い。しかし。
「なんでよりにもよって今日、来てるんだ・・・」
雲水はひとりつぶやいた。
台詞は全部覚えた、やると決めたのだから、一人二役だろうが、
可憐な(?)お姫さまだろうが、妖艶な(?)黒鳥だろうが、なんだってやろう。
ただ・・・客席には一番見て欲しくない客、弟の姿があった。これは気が重い。
後で何を言われる事になるやら、弟の下品な笑顔が目に浮かぶようだ。
「誰かきてるの?」
暗い表情の雲水を見て、サンゾーは帯を締めようとする手を止めた。
「・・・阿含だ。客席にいた」
がくりと肩を落として雲水はため息をついた。
「え?阿含ちゃんが・・」
ワアァァァァァ・・・・・・・・!!!
その時、舞台と客席が沸いた。
大歓声だ。
笑い声、拍手、口笛、そのなかには悲鳴も混じっているようだ。
会場が割れんばかりの歓声。
「な、なに?」
そんなに沸くようなシーンあったかしら、とサンゾーが舞台をのぞき込む。
「キャーーーー!!阿含君カッコイイーー!」
「阿含だ!ナーガの金剛阿含だ!!」
「いま、客席から舞台に上がって出てきたよな!?」
「ちょ、な、な、阿含さん何すか、もーーーー!!」
「いいぞーーー!阿含!!」
・・・・・なに?阿含?
雲水もサンゾーの後から舞台をのぞき込む。
ついさっきまで自分の立っていた舞台の上、眩しい照明の中に立っているのは。
制服のズボン、派手なTシャツ、サングラス、長いドレッドの男。
「な、んで阿含ちゃん・・・!?」
サンゾーが声高に叫ぶと、舞台の上、
口をポカンと開けた出演者の中の阿含が振り返った。
濃いサングラスのせいで表情は定かではないが、阿含はスタスタと舞台袖に向かって歩いてきた。
「あ、阿含?」
雲水は自分の腕を見た。
阿含のゴツイシルバーの指輪をした手が、まぎれもなく自分の腕を掴んでいる事を確認すると、
もういちど阿含の顔を見た。
ぐいっ
次の瞬間、雲水は眩いライトの当たる舞台へ引きずり出された。
ワアァァァァ・・・・!!
頭がい骨に響き渡る大歓声、熱いほどのライト、観客全員の視線。
雲水は白鳥の衣装である白い法衣の上へ、黒鳥の黒い法衣を羽織った、
白鳥なんだか黒鳥なんだか中途半端な姿である。
雲水は一瞬目まいを覚えた。
「何をする!!」
雲水は劇の事も役のことも台詞の事も忘れ怒鳴った。
そもそも阿含が舞台に乗り込んできた時点で、そんなものはガタガタになっていたのだが。
「な、なんだよ!阿含!!」
たまらず舞台袖で控えていた"その他大勢白鳥役"のゴクウが舞台へ飛び出した。
「合コンかかってんだぞ!」
続いてサゴジョーも舞台へ。
「に、20万!!」
お約束のようにハッカイも。
コントのような展開にどっと沸く客席。
舞台の上で繰り広げられるこの"喜劇"が演出なのか、はたまたアクシデントなのか、
観客には区別がつかなかった。そもそも最初からおかしい所だらけだったのだから。
「ま、まずいっすよ、阿含さん、これじゃ合コ・・・劇が!」
一休王子が乱入者阿含に言う。舞台の上で"阿含さん"と本名を言っているところから彼の動揺が伺える。
「ギャーギャーうるっせーなあ」
劇も、賞金も、合コンも、全く関係ない、といった風に阿含は頭を掻き、
雲水の羽織っていた黒い着物を奪い取る。
バサリ
大げさに布をひるがえし、
ドレッド、サングラスに口元を笑うように歪ませた阿含が、雲水の黒い法衣を纏った。
「こ、黒鳥だ・・・・」
観客の一人がつぶやいた。
白い着物で青い顔をして立つ雲水の"悲劇の白鳥姫"に対する、
黒い着物を纏った同じ顔の阿含は、まさに"悪魔の娘黒鳥"だった。
「スゲー!!」
「阿含君、黒鳥だったんだ!」
「やられたー!」
これは明らかに監督サンゾーの計算外の出来事である。
だが観客はあまりのハマリ役の登場に、誰もそれがアクシデントだとは気付かない。
サンゾーはおろか舞台に立つメンバー、白鳥雲水でさえもこの事態を把握する事ができず、
思いの外盛り上がる客席に為す術がなかった。
我が弟ながら全く読めない・・・。
ぼう然とする雲水の眼前に、"黒鳥"となった阿含の、ライトを浴びた背が立ちふさがる。
そして阿含は客席に向かって言った。
「ぶっこわしにきた!」
そう、黒鳥オディールは王子と白鳥の仲を引き裂きに舞踏会へやって来るのだ。
多少の違いはあるが、ストーリーに沿っていないこともない。
もう観客は阿含の登場がアクシデントなどとは疑いもしなかった。
客席から盛大な拍手が起こる。
ど、どうしたらいい・・・?
俺達はどうしたらいいんだ・・・・?
困惑しているのは舞台の上のメンバーだ。
サンゾーは袖で頭を抱えていた。
「!」
邪悪な黒鳥こと阿含は、白鳥雲水の腕をつかみ、舞台前方、客席の方向へ歩きだそうとする。
「阿含!?」
正気の戻った雲水が、これ以上何をする気だと困惑する。
「いいから言うこと聞け!」
なんの説明もない、阿含の強引なひとこと。
雲水は返す言葉を失った。
阿含がここへ来てこんな事態になってしまった以上、
俺にはもうどうすることも出来ない・・・・雲水は疲れ切っていた。
ここは何もかも阿含に任せてしまおう、雲水はどうでもよくなった。
そもそも賞金も合コンもどうでも良かったのだ。こんな事態になれば皆も諦めざるを得ないだろう。
なにしろぶち壊したのは阿含なのだから。誰も文句は言うまい。
「わかった」
「いい子だ」
阿含は双子の兄の手を引き、ふたりは手をつないだまま舞台から飛び降りた。
着地すると、申しあわせたように黒鳥と白鳥が手に手を取りあい、客席の間を走り出した。
「駆け落ちだ!」
観客が叫んだ。
そう、2人の姿は"黒鳥が白鳥を誘拐した"というよりは、
結婚式の教会の扉がバアン!と開いてそこに現れた男と花嫁が2人で逃げ出す・・・そんな風体だ。
"新・白鳥の湖"そう言わざるを得ない展開。
なにしろ白鳥も黒鳥も王子をほったらかして2人で駆け落ちしてしまったのだ。
「ど、どうやって締めんだよ、コレ!」
観客の暖かい祝福の拍手を浴びながら、どんどん舞台から遠ざかる2人の後ろ姿を見て、
ゴクウが言った。
「俺ら状況的に追った方が良くないか?」
サゴジョーが提案。
「そ、そうだな、良し!2人を追え!!野郎ども!!」
ゴクウはそう叫ぶと、右手を振り上げて合図を出した。
ゴクウの合図で、一刻も舞台の上には居たくない、といった感じで出演者が我先に舞台を飛び降りる。
「阿含!」
前を走る、揺れる阿含の背中に向かって雲水が言った。
鳴り止まない拍手と、大歓声が2人を見送る。
「何だ!?」
雲水の手を握りしめ、大歓声の中を走りながら、雲水を振り返らず、大歓声に負けぬよう阿含が応える。
客席の合間を必死の形相で袈裟や法衣や着物のメンバーが、口々に何か言いながら2人を追う。
「助かった!」
歓声と拍手と口笛とメンバーの叫び声の中、雲水は言った。
「だろ?」
阿含は笑った。
観客は立ち上がり、拍手をし、口笛を鳴らし、2人に手を振る。
スタンディングオーベーションだ。
end.