ピーポーピーポーピーポー
救急車のサイレンだ。それもずいぶん近い。
何なんだ、近所で急病人でもでたのか。
夜中にうるせぇな。倒れるなら俺のいないどっか遠くで倒れてくれ。
こっちはナンカ寒みィし吐きそうだし、体が動かねーんだよ。
ああ、視界が暗くなってきた・・・一体俺はどうしたんだ。

「阿含!大丈夫か!?いま救急車が来たからな!」

・・・・え?
・・・・・・オレ?




「あ”ー腹ヘッタ」
時刻は午後7時30分。
場所は関西の山奥の寺。そこは神龍寺アメフト部の合宿場所である。
合宿中メンバーの溜まり場となっている一室の障子を開けて、阿含が入ってきた。

「阿含さん、おつかれっす」

皆と一緒にテレビを見ていた一休が振り返り、阿含に会釈した。
まだ上がりきらない一休の顔に、阿含の足裏が押し付けられた。
それは一休を蹴倒さんばかりに、ぐいぐいと押し付けられている。
「な、なに、すんすかっ」
一休は頬をぎゅうぎゅうと阿含に踏まれつつ言った。
「あんでテメーがココでノンキこいてテレビウォッチングしてんだよ、あ”?」
阿含はより強く素足の足裏を一休の頬に押し付ける。
「メシはどうした、小坊主」
一休をはじめ一年は、合宿中の今この時間には、メンバーの夕食の準備に取りかかっている時間だ。
ところが一年生はここで2、3年と同じように、テレビを見てくつろいでいる。
「きょ、今日はいいって・・」
一休は自分の頬に押し付けられた足をどかそうと必死だが、阿含の足裏はなおも強く一休の顔を押しつぶす。
「今日は、休んでていいって先輩が」
見るに見かねた一年生のひとりが、一休に助け船を出した。

「先輩ィ?ここにいんじゃねーかよ。烏合の衆がよ」

阿含は腹が減って、いや、そうでなくてもここ一週間、機嫌が悪かった。
彼から言わせてみれば、自分がここに居る事がすでに不満なのだ。
しかし阿含はむりやり連れてこられたわけではない。たまには行ってやるか、と、
気まぐれとはいえ、自分から合宿に参加したのだ。練習には参加しなかったが。
関西で遊ぶのも良い、そう思ったのかもしれない。
ところが合宿所である寺は、阿含の想像以上に山奥だったのだ。
バスは合宿最終日に迎えがくるだけで、あとはタクシーどころか人の姿も見えない。
携帯は圏外だし、徒歩で下山しようものなら遭難だ。
阿含は結局一週間、山に缶詰めになってしまった。

「う、烏合の衆ですって!ヒドイわ!」
サンゾーが道着のそでを噛みしめながら抗議した。
「大丈夫だ、阿含、今作ってくれてる」
山伏が毛並みを逆立てた阿含をなだめる。
「誰が」
憮然とした態度で阿含が言う。
「雲水が」
ここで初めて阿含はこの場に片割れがいない事に気付いた。
「最終日くらい、休めって、雲水さんが言ってくれたんすよ!」
やっと足をどける事ができた一休が言った。
「けどさ、雲水って料理できんのかな」
それまで傍観を決め込んでいたゴクウがつぶやいた。
「自分から言ったくらいだから出来るんじゃないのか?」
サゴジョーが予測する。
「雲水ちゃん、何でも全力投球だからネ」
楽しみだわ、とサンゾーが続けた。
ご他聞にもれず、雲水はアメフトも勉強も決して手を抜かない。そしてそれだけの成果を上げるのだ。
料理にしてもきっと同じ事だろう。
きっと今頃は割烹着に身をつつんだ雲水が、真剣なまなざしで包丁を握っているに違いない。
「お、俺、手伝ってくるっす」
なぜかほんのり頬を染めた一休が腰を上げた。
「いや」
阿含は立ち上がろうとした一休の頭を上から掴み、畳へ押し戻した。
「手伝わなくていい」
阿含は言った。
夕食の準備が進められていると知って、怒りはおさまったようだ。
「え?でも全員分をひとりでって大変っすよ」
手伝った方が早いし、と一休が言う。

「ひとりで、やらしてやれ」

雲水の双子の弟、阿含の言葉に一休は黙った。
そうか、雲水はきっと誰にも邪魔されずひとりでやりたいのだ。
それでなくとも一週間三食作りつづけてきた一年を気づかって、
雲水が合宿最終日の今日、炊事係を買って出てくれたのだ。俺が手伝っては意味がない。
「そう、っすね」
性格は正反対で、いつも怒鳴りあってる二人だけれど、やはり双子なのだ。
雲水の事を思えばこそ、ここは放っておくのが優しさなのだと、一休は阿含から教わった。
「あれ?阿含どこ行くの?」
ハッカイが言った。
気付けば阿含は今開けたばかりの障子に手をかけていた。
「ハ?えーと、その、コンビニ?」

コンビニ?
この合宿所周辺には人間の姿さえ見当たらないというのに、コンビニなどあるはずがない。
「コンビニなんかなくね?」
ゴクウが不思議そうに阿含の顔を窺った。
「あ、マジ?じゃあ、あの、あれだ、便所、便所行ってくる」
阿含はそう言ってそそくさと部屋を出た。
「"じゃあ"ってなんだよ・・・」
いささか様子のおかしい阿含を不審がるサゴジョー。
「阿含さん、雲水さんを手伝うんじゃないっすかね」
さきほどの阿含のひとことにすっかり洗脳された一休が言う。
「阿含が?まさか」
山伏が失笑する。
「アラ、でも阿含ちゃんお兄ちゃん思いだから・・・」
サンゾーがうっとりとした目で、阿含の出ていった障子を眺めた。
「いいとこあるんっすね、阿含さん」
同じく、頬を染めた一休。






部屋を出た阿含が向かった場所。それは炊事場ではなく下駄箱であった。
「あっぶねぇ・・・」
阿含は下駄箱から自分のスニーカーを出し、靴ひもを結びながらつぶやいた。
「二時間外で潰せば充分だろ・・・」
靴ひもを結び終えた阿含が立ち上がる。
「どこへ行く?」
ハッとして阿含が振り返る。この声は。

「どわっ」

振り返った阿含の顔からわずか数センチ、老監督の皴だらけの顔があった。
もう少しずれていればお互いの唇が、少女マンガよろしく触れ合ってしまうほどの近さに。
阿含は思わず声を上げていた。
「雲水が夕げをこしらえておるようじゃの」
監督は身じろぎもせず言った。
「そうらしいな」
阿含は思わず目をそらす。
「お前は食わんのか?」
白い眉にかくれた瞳がきらりと光る。
「しょ、食欲ねーっつうか・・・」
この男にしては先ほどから随分としどろもどろだ。
「ほほ」
何もかも天上からは見えている、といったように監督は笑った。
「雲水の努力も敵わぬものがあるようじゃな」

ギクリ

このジジィ・・・知っていやがる。阿含は老人を睨みつけた。
「知ってんのか」
阿含は言った。
「雲水の腕か?あれはひどい」
長く垂れた白髪の眉を寄せて、老監督は言った。
「ジジィ、長生きしてえんなら、食わねーほうがいいぜ」
知っているのならば隠しても仕方がない、阿含は観念した。
「ほほ、やはりか。そうか雲水、それほど料理はできぬのか」
老人は詰めた眉をふわりと緩めて笑った。
「は?お前知ってたんだろ?」
入れ替わるように眉を詰める阿含。
「カマをな、かけたのじゃ」
監督は片方の眉をひょいと上げ、現れたちいさな片目で阿含を見た。
「きったね」
どうやら阿含は監督の誘導尋問にひっかかってしまったようだ。
メンバー全員が安心して、楽しみにしている雲水の手料理。
阿含はその実態をその身を持って知っている。

それは中学二年生の冬だった。
祖母が急に亡くなり、両親は通夜やら葬式やらのため、青森まで行かねばならなくなった。
ふたりとも突然のことにバタバタしていたのであろう。
雲水が学校から帰宅したとき、一枚の書き置きがあっただけで、
夕食の準備はおろか夕食代さえ置いていかなかったのだ。
中学生のことであるから、出前をとるような金は持っていなかったし、近くの親類もすべて出払っていた。
自炊するしかなかったのだ。
雲水は家庭科でならったばかりの料理を、自分と弟の二人分こしらえた。
雲水は食事を済ませ、何の問題もなく床についたのだが、
事件は夜中に帰ってきた阿含が、鍋に入っていた雲水の料理を食べたときに起きたのだ。
すでに眠っていた雲水は、台所でガシャーンという皿やら鍋やらが床に落ちる音を聞いて、飛び起きた。
泥棒か?そう思いながら台所へ行くと、そこには弟が真っ青な顔で倒れていた。
声をかけても、ぐったりとして返事をしない。
昏睡状態だ。わけもわからず雲水は救急車を呼んだ。
その後3日間の入院期間、阿含は何も喉を通らず、点滴だけで過ごした。
阿含の病名は食中毒。
真冬だったのだから何時間か前に作った料理が痛んでいたとは考えにくい。
そうすると原因はただひとつ・・・・。

「それは相当じゃの・・・」
老監督は阿含の体験談を聞くと、深刻そうな顔をした。
「ああ、あの日に死んだバァさん見えたぜ」
阿含は三途の川に片足を突っ込んだらしい。
「ま。そういうことで」
「待てい」
背を向けた阿含の襟首に監督の杖がひっかかる。
「んだよ」
阿含がムッとして振り返る。
「奴等はきっと食うじゃろうな」
監督は言った。奴等、とはおそらく他のメンバーの事だ。
「食うだろ。ホクロなんか得に食うな。あいつホモだし」
阿含は襟に引っ掛けけられている杖を外しながら言った。
「この合宿後、何がある。阿含」
監督が問う。
「は?何って・・・秋大会?」
そう、この夏の合宿が終わればすぐに秋大会が始まる。
「阿含、阻止しなさい」
監督の目が再び光る。
「なんでだよ、食いたきゃ勝手に食わせればいいだろうが。得にホモ」

阿含はそこまで言って、気付いた。
そう、阿含でさえ3日もの入院を強いられた雲水の兵器、じゃなくて料理。
普通の人間が耐えられるのか?もしかすると本当に三途の川の向こう側へ行ってしまうかもしれない。
まあ、誰が死のうが、意識不明になろうが、発狂しようが、阿含の知るところではないが、
この老人は「神龍寺ナーガ」の監督である。
秋大会を目前に戦力を食中毒で全滅させるわけにはいかない、というわけだ。

「自分でやれよ」

だからといって、ハイソーデスカと引き受ける阿含ではない。

「嫌じゃ」

自分でやれと言われてやるようでは、鬼監督、とは呼ばれない。


「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」


しばし、二人の睨みあい。

「・・・・仕方ない。褒美をやろう」
沈黙を破ったのは監督だった。
「・・・・・ほう」
取引だ。阿含の眉がぴくりと動く。

じゃらり

老人が懐からとりだした、物。
阿含はすぐにその意味がわかった。
「しょうがねえな」
ニヤリ、と阿含が凶悪に笑う。
「何をしてでも止めるのじゃぞ」





とんとんとんとん・・・・・
白い割烹着を着けた雲水の、軽快な包丁の音が響く。
雲水の料理はすでに仕上げの段階だとわかる。
なぜなら調理場には暖かな、そして強烈な臭いの湯気が立ちこめ、
ガスにかけられた鍋はぐつぐつと緑がかった茶色い液体が煮えたぎっている。
雲水は包丁を止め、鍋をかき回し、そばにあった納豆のパックを2つ、3つ、と開けては鍋に投入した。

・・・・・何を作っているのか?
それは愚問だ。
雲水は「なにものでもない、なにか食べ物」を作っているのであろう。強いていえば"創作料理"だ。
2時間じっくりコトコト煮込んだだけあって、鍋の中身の具はすでに形をとどめていない物が多いが、
それはそれは沢山の材料が煮込まれている。
「食べ物」の定義とは一体なんであろうか?
世の中には"体に良い食べ物"と"良くない食べ物"がある。
もちろん雲水は過剰な脂肪や、防腐剤、着色料、化学調味料などの"良くない食べ物"より、
自然の卵、新鮮な野菜、万能の納豆、などの"体に良い食べ物"を好む。
ところがこれら"体に良い食べ物"が雲水の手にかかると、
致死率90パーセント以上の"劇薬"に変身するのだ。
まさに、悪魔の大鍋。大量殺戮兵器。
これだけあれば、ゆうに50人は殺せるだろう。危うし、神龍寺ナーガ。
彼らの若い生命は、この菩薩のような男に奪われてしまうのか。


ばばばば・・
「ガスが・・・?」
その時、4つあるガスコンロの炎が、消し飛ぶように全て消えた。
雲水は何度もガス台のスイッチをひねるが、着火する気配はない。
「おかしいな、ガスが切れたのか?」
そうつぶやいた瞬間、今度は調理場の蛍光灯が次々に消えた。
「今度は停電か?ブレーカーが落ちたのかもな・・・」
料理にはガスの他に電気も使っており、電子レンジも換気扇も止ってしまっていた。
「参ったな、もうすぐ出来るのに」
雲水は暗い調理場を手探りで歩いた。確かブレーカーは廊下にあったはずだ。

「うーんすい」

廊下側のドア方向で声が聞こえた。
「阿含・・・?ちょうどよかった、そこのブレーカー上げてくれないか?」

カチリ

「阿含、聞いてるか?」
暗闇の中、迷いなく近づいてくる足音。
「停電だってさ、多分明日までなおんねーって」
調理場には窓がなく、阿含の声がすぐ目の前まで来ても、姿は見えなかった。
「そうか、困ったな。皆腹をすかせているだろう」
ろうそくでもあれば見えなくもないが、どうもガスも止ったようだ、と雲水はため息をついた。
「なんか出前とるらしいぜ」
「出前か・・・ここまで来てくれるならばいいが。
ほとんど出来ているし冷めないうちにこれを食ったほうが確実だな」
それを食ったら確実にあいつら死ぬけどな・・・。
前に阿含が食べた料理とは材料が違うはずなのに、
なぜかその臭いは阿含が3年前に食べたそれと同じだった。
「ろうそくか懐中電灯を探してくる」
雲水はそう言って、そろり、そろりとドアに向かって手探りで歩きはじめた。
ガチャ
「ん?」
ガチャガチャガチャ
「おかしいな、開かない」
雲水は阿含がさきほど入ってきたドアで、ドアノブが回らず苦戦しているようだ。
なにかがひっかかっているのか、見ようにも暗くて見えない。
「阿含!ちょっと見てくれないか」
暗闇の調理場、雲水が呼ぶ。阿含はスタスタと歩いて雲水のいるドアまで行くと、
ドアノブを掴んだ雲水の手に自分の手を重ねた。
「別に壊れてねーよ」
阿含は言った。
「お前、本当に猫目だな。見えるのか?」
雲水は見えはしないものの、弟の方に顔を向けて言った。
「見えるよ、鍵かかってる」
阿含は言った。
「カギ?鍵ってこのカギ穴にか?どうして鍵がかかるんだ」
調理場の内側には手で捻るタイプの鍵ではなく、
鍵をさしこんで締めるカギ穴がついている事が手触りでわかる。
鍵がなければ鍵はかからないのだ。
「俺がかけた」
「は?」

ザワリ

雲水の全身の毛が逆立った。暗くて見えないが腰になにかが絡みついている。
「あ、阿含?」
絡みついているのは、阿含の腕だ。
しかもその感触はなにか、こう・・・
雲水はゴクリ、と唾を飲んだ。
「なに?」
阿含は典型的な猫目で、月明かりさえ無い暗闇でも割と目が見える。
対して雲水は暗闇になれば、通常の人間と同じように何も見えない。
よって阿含の表情は窺えないが、声色、吐息の近さ、感じる体温で、
17年一緒に育ってきた弟が何を考えているのか、想像がつく。しかしそこが恐ろしい。
「な、何をしてる?」
雲水はあえて問うた。一縷の望みをかけて。
ばさり、なにか布のような物が足もとに落ちる。
「わかんない?」
雲水の首すじに、いつの間にかあてられていた阿含のくちびるが動く。
声と同時に湿った息が雲水の肌を撫でる。
「・・・!!いや、わかるが・・・じゃなくて」
明るくても暗くても、雲水の体温はざっと3度は上がった。
ぱさ、何かがまた雲水の足もとに落ちる。
腰回りがやけにスカスカするのは、床に落とされた物が雲水の帯だからだろう。
そしてその前に落ちたものは割烹着だ。
「だめだ、やめろ!」
雲水は手探りで弟のゴワゴワした髪をつかみ、引っ張った。

「バッカ、お前の意志なんかカンケーねえの」

阿含は雲水の手を、いとも簡単に外すと言った。

「これは俺がジジィからもらったんだよ」

何?監督が何だって?
そう思った時には、すでに雲水は調理場のテーブルに押し倒された後だった。





「ふたりとも、具合悪いなんてどうしたんすかね」
「せっかく監督のおごりで上寿司だったのにね」
「俺、あんなトロ初めて食ったよ」
「あーあ、でも雲水さんの手料理も食いたかったなー」
「実は二人で味見して食中毒・・・とか」
「まさか、でも監督が何も教えてくれない所が怖いよな」
「さ、帰ったら秋大会だ!お前ら気合い入れろよ」
「「「オオーーーーー!!」」」



こうして神龍寺ナーガは、雲水の大量虐殺から救われた。
彼の貞操とひきかえに。
救世主(?)金剛阿含の手によってーーーーー。








end.




作品名 「最終兵器・雲水」
妄想小説化 北川
妄想内容
>雲水の作る料理は栄養満点であるが、それはただものではない。
>怪しい色の液体からぶくぶくと泡がでている汁ものや、なんともいえぬ香りをただよわせるものまで。
>雲水はとにかく栄養があればいいと考えているためなんでも混ぜ合わせるのだ。
>雲水本人は大丈夫だが、これを食べた弟Aは撃沈した。
>部活での合宿最終日に食事当番をすることになった雲水。
>雲水の手料理の恐ろしさを知っているのは弟Aと監督のみ。はたしてアメフト部員の運命はいかに!




余談
この妄想メールをいただいた時、私は即座にひとつの小説を思い出した。

そうそれは昨年の夏、某所で開催された伝説の祭「阿雲夏企画」だ。
そこで確かに読んだのだ、その祭でこの妄想とほぼ同じ小説を。
・・・・やめよう。これはスルーさせてもらおう。だって、だって・・・
あの小説面白かったんだよ・・・!!
私に同じネタでアレより面白いものなんか書けないよ・・・。
絶対むりだ。これは謝ってスルーさせてもらおう・・。しかしその時、声がきこえた。

「これは人とくらべて勝ち負けを競う祭だったのか?違うだろう?
まったくの未知の妄想をいただいて、それをお前が書く。この祭を覚悟したとき、お前はこう思ったはずだ。
どんなリクエストも書こう。書ききることは、きっと自分の鍛練になるはずだ、と」

・・・そうでした・・・!そうだったよ、雲水!(雲水だったのか
あの小説より面白いかどうかなんて問題じゃない!私なりに、書けばいいんだね!
雲水のひどい料理を・・・!
と、いうわけで私なりに力いっぱい書いてみました。雲水のひどい料理を。